将来的に自分の家が欲しいけど、戸建てかマンションどちらがいいのだろうか。
「夢のマイホーム」を建てることは人生の大きな目標の一つだと思います。
しかし時代も変化し、移住可能なライフスタイルを求める人や、高齢化が進み空き家問題が増加したりと、「マイホーム」を建てることだけが家に関する大きな目標ではないような気もします。
本記事では将来家を買いたい方に向けて、戸建て、マンションについてのメリットデメリットを紹介します。
これを読めば、家購入に向けての疑問を解決することができます。
では、まいります!
家の購入に向けての疑問点
この記事のポイントは、2つあります!それがコチラ。
①戸建てのメリット・デメリット
②マンションのメリット・デメリット
それぞれ、詳しく解説します!
【戸建てのメリット・デメリット】
戸建てのメリット
【庭やスペースが広く、プライバシーが保たれる】
家のスタイルにもよりますが、自分だけの庭があるのは大きいメリットだと思います。
家族、友人と庭でバーベキューをしたり、子ども、ペットと一緒に遊んだりと、マンションの庭(バルコニー)では経験できないことができることが最大のメリットではないでしょうか。
また、プライバシーも保護しやすくなるため、小さい子どもや女性が1人で過ごす時間が多い場合でも、安心して暮らしやすいでしょう。
【購入後は自由に改装ができる】
戸建てはマンションと比べて自由度が高く、間取り、内装をカスタマイズしやすいというメリットがあります。
また、子どもが大きくなった、新しい家族が増えた等、家族の変化に合わせて改装(リフォーム)することもできます。
マンションでも改装はできないことはないですが、管理規定により制限されることも多く、大幅な改装はできません。
自分、家族に合った住宅にしたいのであれば、戸建ての方が向いているかと思います。
【騒音や振動の心配が少ない】
マンションやアパートに住んでいて気になるのが、騒音トラブルではないでしょうか。
上の階の足音や振動が気になった経験がある人は多いでしょう。
戸建ては独立した住宅であるため、騒音トラブルについて気にする必要はありません。
戸建てのデメリット
【維持管理は自己責任】
戸建ては大切に住み続けたとしても、築年数を経ると外装や設備機器などに劣化が生じ、修繕、交換が必要になります。
外壁の塗り替え、床、壁の張り替え、カーポート等の外構の交換など、一度の修繕に数十万〜数百万はかかります。
当然ながら、その費用は全て自己負担となります。
また、税金や保険料も発生するため、計画的な貯蓄が必要となりますね。
【老後の暮らし方】
長期的に暮らすことになる住宅ですが、将来のことを考えると子どもは家を離れ、自分たちも年を重ねていきます。
生活の変化で感じるのが2階の不要さです。
階段の上り下りが年を重ねていくうちにしんどくなり、2階のスペースが放置される可能性も高いため、将来的な対策も視野に入れておくことも大切です。
【周辺環境によっては交通の便が悪い場合がある】
戸建て住宅は駅からの距離が遠かったり、最寄りの交通機関がバスしかないという物件も多いです。
※また、駅近など、立地条件が良いと土地代が高い
そのため、買い物や遊びの外出をする際には車が必須となってきます。
反対に、マンションは駅近のイメージが強いため、生活スタイルによってはマンションの方が恩恵が強いかと思います。
まとめ
ここまで、戸建てのメリット・デメリットについて紹介しました。
住宅のカスタマイズ性や、プライベート空間についてはメリットが大きいですが、住宅の維持への計画的な貯蓄、立地や将来的なデメリットもある点については注意が必要です。
【マンションのメリット・デメリット】
マンションのメリット
【セキュリティがしっかりしているため、防犯面が安心】
戸建てのメリットとして、プライバシーの保護を紹介しましたが、反対にセキュリティ面の不安があります。
マンションには、
- オートロック
- 防犯カメラ
- 有人管理
- 宅配ボックス
等々
不審者の侵入を防ぐだけの防犯対策だけでなく、訪問販売なども拒むなど、セキュリティが高いマンションは居住者にとって安心と言えるのではないでしょうか。
【設備管理や物件の清掃をしなくて良い】
戸建てと違っている点として、マンションでは廊下やエレベーターなど、共用スペースがあり、共用設備、スペースについての管理は全て任せることが可能です。
例えば、エントランス、駐車場の清掃、エレベーターの点検、ゴミ捨て場の管理など、全て任せることができるのがメリットと言えるでしょう。
【ワンフロアで高齢者も暮らしやすい】
マンションはワンフロアが基本のため、2階建て以上が主流の戸建てと大きく異なるポイントです。
戸建てのデメリットで紹介しましたが、年を重ねると2階への上り下りが苦になっていきます。
新築、築浅のマンションは室内の段差がないフルフラットフロアが主流になってきており、高齢者、小さな子どもからするとマンションはとても安全な空間を作りやすいと言えるでしょう。
マンションのデメリット
【管理費や修繕費が高い場合がある】
マンションは住宅ローンを払い終えたとしても、管理費や共益費、駐車場代が生涯必須となっています。
ざっくり言うと
- 管理費
- 修繕積立金
- 駐車場代
等が挙げられるでしょうか。
住宅ローンの支払い以外に月々上記の支払いが上乗せされるため、相当大きな支出になります。
生涯支払わなければならない費用があることについては注意が必要ですね。
【騒音トラブルが発生しやすい】
マンションは、上下階と左右の部屋に住民が暮らす共同住宅のため、接している部屋の生活音が聞こえやすく、騒音トラブルに発展するリスクがあります。
最近は防音性が高いマンションが増えてきており、大きな音が響くようなことは減ってきていますが、それでも多少は周囲の雑音が聞こえたり、自身が騒音を立てないように気をつけたりしながら生活をしないといけません。
騒音に敏感な人はマンションの購入を避けるか、騒音対策に特化した物件を選ぶようにしましょう。
【近隣住民との関係が希薄になりやすい】
最近は近所付き合いをする人が減ってきています。
マンションの場合はより近隣住民との関係が希薄になりやすい傾向があります。
もちろんマンションの立地や住民の特性によって近所付き合いの程度は変わってくるでしょう。
しかし、近所の住民と深く関わり、見守り合いながら暮らしたいと言う人は、マンションよりも戸建ての方が向いています。
まとめ
ここまで、マンションのメリット・デメリットについて紹介しました。
セキュリティや共用施設の管理を任せることができる点についてはメリットが大きいですが、費用面、近隣住民との付き合い方についてのデメリットについては注意、事前調査が必要です。
まとめ:それぞれにメリット・デメリットがあり、事前調査、妄想シミュレーションが必要。
この記事のポイントをおさらいしておきましょう!
①戸建ては空間の広さやプライバシーの保護、長期的なカスタマイズ性や騒音などのトラブルの心配がない。
②しかし、交通の便の悪さや、老後の暮らし方の心配、維持管理についての資金の計画が必要となる。
③マンションはセキュリティ、維持管理については管理会社に任せられる。高齢になっても暮らしやすい。
④しかし、ローン返済後も費用がかかり、近隣住民との付き合いが希薄になりやすく、トラブルの心配もある。
戸建て、マンションともにそれぞれメリット・デメリットがあり、購入する際には立地、費用など、事前に調査が必要ですね。
また、候補の土地、マンションがある際は、住んでみた際の妄想シミュレーションを行うことで、メリット・デメリットが浮かび上がることもあるのでおすすめです。
一生に一度、後悔のない買い物ができるよう応援しております。